16号を下って

週末、海までドライブに行ってきた。といってもただのドライブではない。
「16号を下る」ことに意味があるドライブ。

13、4才のころ確か誕生日に買ってもらった小田(和正)さんのアルバムに
「16号を下って」という曲があり、以来、いつかこの曲のように16号を下って海へ行くというのがひそやかな夢であった。

この曲は小田さんが仙台の東北大にいた頃を懐かしんで書いた曲で、
16号を下って南へ仲間と海に行くという話し。つまり生まれ故郷に帰るという意味が含まれている。

時は流れあれから早15年が経ち、埼玉育ちの私がよもや横浜市民になるとも思わず、
車が我家に来たので夫にその話しをしたら、「うちから近いよ」という。
そしてついに念願かなって16号ドライブを実施したというわけ。

BGMはもちろんこの曲をかけて、走ること30分。
金沢文庫の海についた・・・・。ち、ちかい。

「小田さんち」に行く前に、まずは海の公園で、お昼ご飯を食べる。
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砂浜を見ながら気持ちよくサンドイッチを食べていたら、なんとトンビが!!!後ろから飛んできて私の手から取ろうとして、びっくり!というかものすごく大きいのでとっても怖い。とりはぐったので、以後何度も頭上を旋回している。危ないので、木の下に避難して上をにらみながら食べる。せっかく美味しいサンドイッチを作っていったのに、どこにはいったのか分からなくなってしまった。


海の駐車場に車を置いたまま、徒歩で町へ向かう。称名寺というお寺はとても古くて静かでいいところ。
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山を越えると金沢文庫駅。
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この前のすずらん通り商店街に小田薬局本店がある。
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中に入ると薬局なのにやわらかい雰囲気。気がつくと商品の棚や床がすべて木材で出来ていた。記念に、と温泉の元を購入。店員さんに「小田和正さんのファンで生まれ育った町がみてみたくて今日来たんです」と声をかけると、「昨日だったら小田さんのお父さんが来てたのにね~」とのこと。94歳でお元気だそうだ。何より、何より。しばらく立ち話をして店を出て記念撮影。
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ODA is on your side.
「小田さんはいつもあなたのそばに」 ちょっと歌っぽくていい。

小田薬局は昔、「局薬田小」と逆から看板が書いてあるほど古い老舗だった。
随分前、My Home Town というアルバムとツアーをやったとき、
パンフの表紙にもなっていた。5歳くらいの小田さんと家族の写真とともに。
その面影は今の小田薬局にはないけど、周りの景色も小田さんが生まれ育った頃の
田んぼや畑はないけれど、一度歩いてみたいな、とおもっていたので、
本当にいい旅ができた。

帰りに駅の反対側でコージーコーナーのカフェがあったので
ケーキを食べてまた海まで歩いて帰る。

どこでもそうなのだろうが、地方の商店街の行く末がちょっと気になるところ。
小田薬局は手広く他でもやっているのだけど、マツモトキヨシとかHACとか
巨大ドラッグストアがどこにでも増えたからね。。。

以前ファンクラブに入っていた頃は、一生懸命な方が沢山いていろんな情報をくれたけど、
私は好きだからといってプライベートなことまで、あんまり詮索するのはちょっと、とおもう。
逆の立場だったら嫌だから。
だから、以前渋谷区に住んでいたときも、実は小田さんが今現在住んでいるところから
そう離れていないのを知っていたけど、もちろん家を探すことはしなかったし、
「同じ渋谷区民」というだけで、なんか幸せで、それでよかったのだ。

だから今回の旅も、ずっと迷いながらもあたためてきた小さな小さな夢だった。

金沢文庫は静かで、おちついていて、とても好きな町になった。
夕日がとってもきれいだった。
つれてきてくれた夫に感謝しつつ、16号を登って帰ったのでした。
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by psapied | 2007-05-15 10:37 |
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Patisserie a piedの番外編  


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